All posts tagged: 図録

『東洋美術』全6冊 朝日新聞社刊 2017/07/18

昭和42年に朝日新聞社より発行された『東洋美術』は 日本美術を除く東洋各国(中国・韓国・タイ・インド・ペルシャなど) の日本国内に現存した名品を6冊に集めた全集です。 それぞれタイトルごとに国別、時代順に図版が掲載されています。 巻末の解説はそのジャンルの第一人者によってわかりやすくまとめられているので 鑑賞の際の手引きとしておすすめです。 第1巻 …

図録『没後150年 坂本龍馬』静岡市美術館ほか 2017/07/13

歴史上の人物の名前を付けた展覧会は数多くありますが その中でも最も多く開催されているのが坂本龍馬かもしれません。 その人気は絶えることなく現在も2016年から2017年にかけて没後150年記念として 全国4か所を巡回して(京都国立博物館・長崎歴史文化博物館・東京都江戸東京博物館・静岡市美術館)行われています。 歴史を追いつつ、龍馬個人の書簡など人生 …

『陶塼瓦削文字集録』書学院出版部 2017/07/05

文字が筆で書かれるよりも前のもので現存するものと言えば 金文、甲骨、摩崖が思い浮かびますが こちらは陶塼瓦に書かれた文字を集めたものです。 研究対象として収集されるようになったのも金文などよりも 遅いという事もあってなかなか類書がありません。 この本では比田井南谷が集めた「生の粘土に残されたヘラなどの筆跡」のみを掲載しています。古代の息吹を感じられ …

『国宝 古今和歌集序(巻子本)』大倉集古館 2017/7/01

大倉集古館で2012年に開催された『国宝古今和歌集序と日本の書』の関連書籍として 出版された『国宝 古今和歌集序(巻子本)』を今日はご紹介します。 実寸よりも少し縮小して掲載されているようですが 紙の上から下までびっしり書かれているにもかかわらず 軽やかで流れるような連綿には目を奪われます。 修復時の話なども書かれていて 時代を超えて大事にされてい …

『唐墨名品集成』宇野雪村編 講談社 2017/06/07

昭和51年に書家の宇野雪村が編集を行ってまとめられた唐墨の図録です 豪華な帙に入った1冊でページ数は307ページとかなりの重量があります 限定700冊の発行で原色図版20点を含む全194点の唐墨が掲載されています。 時代は宋、明、倣明墨、清と分類されています。 精細な写真からは墨の質感まで伝わってくるようです 『唐墨名品集成』宇野雪村編 講談社 昭 …

『花菖蒲大図譜』朝日新聞社 2017/06/05

もうすっかり夏のような気候ですが、 皇居堀端の水辺を見ると美しく花菖蒲が咲いています。 とはいうものの本当にアヤメではなく花菖蒲なのか自信がありません。 謎解明のため『花菖蒲大図譜』を覗いてみました 私が見たものは花菖蒲で間違いなさそうです。 ちなみに英語では花菖蒲、アヤメ、杜若すべてがJapanese Irisなんですね。 ややこしいです。

盆栽・水石の本がまとめて入荷しました 2017/06/02

世界的な盆栽ブームで国内でも盛り上がりを見せている盆栽ですが、 前回の東京オリンピックの時にも盆栽を世界にアピールしていたことが発覚! 2020年のオリンピックでもぜひ『盆栽水石展』を開催してほしいものです。 他にもいろいろ盆栽の本、入荷しましたので気になる方は是非ご来店下さい  

『故宮の至宝』NHK出版 2017/05/26

台湾の故宮博物院にはとにかくたくさんのお宝が眠っているわけですが その中でも特別なものだけ集めた本がこちらです。 同じNHK出版から出ている全15巻ものの『故宮博物院』に比べると 高級感があり2冊で全体を見られるところが良いところです。 ジャンルごとに詳しく知りたいというより ざっくりと故宮のすごいものが見たい!という方にお勧めです 『故宮の至宝  …

『吉兆』湯木貞一 入江泰吉(写真) 2017/05/18

料亭吉兆の昭和53年に発売された本『吉兆』を改めてみて 日本料理の世界のすばらしさに唸らされた 本編は月毎の庭、料理、軸の写真で構成されているのですが どれが欠けても足りないくらい見事に一つの世界が作られています。 別冊には作り方なんかは載せずに 写真にある食材をなぜ使っているかなど、湯木氏の興味深い解説がされています。 もちろん軸とお庭の説明もあ …