比田井天来が郷里の友人である医師・岡田対山より依頼されたことで揮毫した「慰霊之碑」の拓本。
昭和13年に天来の菩提寺である長野県佐久市望月町(現・佐久市協和6297番地)にある宝国寺に建立された。
サイズ縦250センチ横107センチの大作で表面は隷書の大字4文字の慰霊之碑、
裏面には頌徳の文120余字が彫られている。
はじめて印刷されたのは天来の七七忌でしたが、
文字は動きのある羊毛筆の行書で、書道初心者にも親しみやすい文字ということで、
再刊を望む声が絶えず建立から32年も経過した昭和45年にそれに応えての発刊となったと編者の比田井南谷が書いています。
拓本としては折帖形式で見開きに縦横約10センチほどの文字が6字書かれており、手本として最適です。
Published on 2024年11月21日