今日の1冊, 本の紹介

甲骨文墨場必携 木耳社

甲骨文墨場必携

清末期から民国初期に活躍した中国の甲骨文字の研究家、羅振玉が日本での亡命生活を終え
中国に戻ってから自らが読解した甲骨文字を使って百聯あまりの句を作り、その後、王季烈などの句も併せて1冊の本にしたもの。当時はまだ現在ほど判読された甲骨文字も少なく、誤読も含まれるが聯句の美しさと1920年代中国の空気を感じる良書。
後ろに訓註がついていて句集としても楽しめる。