Author: 悠久堂書店

『墨場必携 明詩選』林田芳園 2017/07/10

墨場必携と言えば書道の作品を作る際に利用する有名な漢詩や言葉を集めた本ですが より詳しく集中的に漢詩を学びつつ書作をしたい人のために 『唐詩選』『明詩選』『対句選』などが発行されています。 今回おススメするのは書芸界から発行された『墨場必携 明詩選』です。 大きな文字で原文、フリガナ付きの書き下し文、訳文と言語の解説が書かれています。 『墨場必携  …

明治古典会七夕古書大入札会 2017/07/08

昨日、今日の二日間、駿河台の東京古書会館で明治古典会七夕古書大入札会を開催しています。 当店からも多数出品しておりますので、興味のある方は是非ご来会ください♪ 入場無料でどなたでもご覧いただけます。 文献資料から文豪たちの生原稿など普段目にしない珍しいものが全国から集まっています! →特設サイトへはこちらから

『顔真卿書蹟集成』ほか東京美術 2017/07/06

書道を始めたての頃、友人の一人に 顔真卿の良さが分かったら書道が少しわかってきたという事だそうだよ、 と言われたのでそれ以来、10年近く顔真卿を気にかけてきました だからと言って知ったかぶりで良さを語るのもおこがましいので こんな立派な本が出ています、とご紹介だけさせていただきます 東京美術発行の顔真卿書蹟集成全8巻と祭姪稿の拓本、顔真卿大字典

『陶塼瓦削文字集録』書学院出版部 2017/07/05

文字が筆で書かれるよりも前のもので現存するものと言えば 金文、甲骨、摩崖が思い浮かびますが こちらは陶塼瓦に書かれた文字を集めたものです。 研究対象として収集されるようになったのも金文などよりも 遅いという事もあってなかなか類書がありません。 この本では比田井南谷が集めた「生の粘土に残されたヘラなどの筆跡」のみを掲載しています。古代の息吹を感じられ …

『国宝 古今和歌集序(巻子本)』大倉集古館 2017/7/01

大倉集古館で2012年に開催された『国宝古今和歌集序と日本の書』の関連書籍として 出版された『国宝 古今和歌集序(巻子本)』を今日はご紹介します。 実寸よりも少し縮小して掲載されているようですが 紙の上から下までびっしり書かれているにもかかわらず 軽やかで流れるような連綿には目を奪われます。 修復時の話なども書かれていて 時代を超えて大事にされてい …

『北魏墓誌二種』 清雅堂 2017/06/30

墓誌銘が好きで、たまにじっくり見ることがある。 臨書したいとかそういう感じではなくなんとなくのんびり眺めるのに ちょうど良い。 丁寧に書かれた楷書の並びが好きなのかもしれない ずっと昔に亡くなった中國の偉い人のために書かれた墓誌銘を 意味も解らない まま梅雨空の下で眺めるのはなんとも言えない

「アリの巣の生きもの図鑑」 2017/06/17

最近話題のヒアリでも見よう、と開いてみました 「アリの巣の生きもの図鑑」2013年 東海大学出版会 ヒアリを探し出せず、アリの種類の多さに驚き そっとページを閉じました。。。 ですが、アリの日本名に面白いものを発見! 「キイロシリアゲアリ」、気になります  

各種スキー教本 2017/06/16

なぜか暑い日になるとスキーの本を紹介したくなってしまいます。 無意識で涼を求めているのかもしれません 昭和39年山と渓谷社から発行の「わかりやすいオーストリアスキー術」鈴木保二著 約半世紀前のスキーの教本は手書きで滑り方が書かれていて 本当にわかりやすいです。 写真もおしゃれで当時のゲレンデの様子が分かり文化的な資料としても 参考になります。