実用漢字草書帖 田中海庵書
昭和15年発行。田中海庵の書いた実用草書の手本見開き4行の各行4文字でサイズ約4センチ角で書かれています。印刷はあまり良くありませんが、草書の筆の流れが見やすくなっています。千字文以外の草書の手本の欲しい方にお勧めしたい一冊です。
昭和15年発行。田中海庵の書いた実用草書の手本見開き4行の各行4文字でサイズ約4センチ角で書かれています。印刷はあまり良くありませんが、草書の筆の流れが見やすくなっています。千字文以外の草書の手本の欲しい方にお勧めしたい一冊です。
2014年に東京と奈良で開催された今井凌雪の展覧会図録大きい判型でカラー写真も見やすいので今井凌雪の作品をまとめて見てみたい方にお勧めです。
2017年に帝京大学書道研究所から発行された現代かな書道の代表格、榎倉香邨の作品集。初期から晩年までの作品を時代を追ってみることが出来る。掲載数は多いものの小さめのモノクロページでの写真版もあるので作品の細部が見たい方よりも全体的に榎倉香邨作品を見たい方にお勧め。
青山杉雨による書体別入門書それぞれ40ページくらいの冊子ですが、運筆、字形などわかりやすく解説してあります。
初唐の詩人 劉廷芝(希夷)の七言古詩を大正から昭和にかけて活躍した書家 豊道春海が書いたもの。楷書・行書・草書の三体がそれぞれの法帖に書かれているため比較して楽しむことも、それぞれに練習することも出来る。文字の大きさは縦26センチ横8.5センチの帖に一行4文字で書かれているので少し小ぶりの印象。
中国近代の山水画家であり研究者としても知れらる黄賓虹の篆刻の作品集。もともと「黄賓虹集古玺印存」として4冊に分冊されていたものを2冊にまとめ、それに解説書1冊を付けた1函全3巻。2003年に日本で発行されたもの。
平成28年に謙慎書道会の開催した張瑞圖の展覧会を1冊の本にまとめたもの。29点とそれほど作品数は多くないがそれぞれの作品の全体が良く見えるように1点につき何枚もの写真が掲載されています。
戊申詔書の川谷尚亭版。こちらも日下部鳴鶴版同様に昭和の時代になってから発行されたもの。小ぶりな文字で1頁に8文字分の三体楷・行・草書が書かれています。巻末には戊申詔書の解説と釈文もあって内容についても理解しやすくなっています。
漢字書道のコツを書いた結構法の中でも日下部鳴鶴の弟子、岩田鶴皐による「結構二十法」。8つの規則を書いた「間架結構法かんかけっこうほう」より12個も多い「結構二十法」とはなんなのか?がこの本には書かれています。字の形を理屈でうまくなりたい人に是非お勧めいたします。
半紙1枚に6文字サイズの法帖で大きな臨書作品を書く前の練習用としていかがでしょうか。巻末には全体写真も掲載されています。 西東書房発行昭和58年