プロに学ぶ書のテクニック
木耳社から全10巻で発行されている「プロに学ぶ書のテクニック」より第8巻高木厚人著の”連綿”をご紹介。 少ない文字数の連綿から古典を使った練習やサイズ別の創作例まで他の本でここまで連綿についてだけ語るのを見たことがない、と感心するくらい連綿について語られています。シリーズのほかの本も同様で創作をする人にとっては興味深い内容となっております。 プロに …
木耳社から全10巻で発行されている「プロに学ぶ書のテクニック」より第8巻高木厚人著の”連綿”をご紹介。 少ない文字数の連綿から古典を使った練習やサイズ別の創作例まで他の本でここまで連綿についてだけ語るのを見たことがない、と感心するくらい連綿について語られています。シリーズのほかの本も同様で創作をする人にとっては興味深い内容となっております。 プロに …
書道をしていると避けては通れない千字文。でも気が付いたら何が書いてあるのか知らない、なんてこともよくありますよね。お手本の後ろページに小さく説明が書いてあったりしますが、もう少し詳しく知りたい場合は岩波書店から出ている『千字文』岩波文庫をおすすめします。分かりやすい口語訳だけでなく、それぞれに興味深い逸話も紹介されています。巻末には智永千字文も掲載 …
上下2巻からなる折帖仕立ての法帖平成13年に近代書道研究所より発行された。一行3文字なのですが、最初から最後まで繋がっているような勢いの途絶えない作品。
小さなサイズの張裕釗書作集作品と共に張裕釗についての研究が掲載されているので初期の日中書道交流の歴史を紐解く参考になる一冊。
こちらは昭和3年に発行された日下部鳴鶴書の『戊申詔書』明治41年に明治天皇より発布されたものではあるが、当時も引き続き広く国民に受け入れられていたと思われる。書道の手本にも日本の歴史を感じる一冊です。
書道雑誌「墨」のバックナンバーの中でも人気の高い書体シリーズ楷/行/草/隷/篆/かなの6冊が出ており、それぞれの歴史から名品、学び方まで詳しく書かれています。
昭和10年三誓社出版部発行の鈴木翠軒書、「翠軒いろは帖」折帖形式で見開き大字6文字でいろはが書かれています。発売すぐに第四版まで発行されていることから人気の高さがうかがえます。
平成15年に銀座の和光で開催された高木聖鶴の書展図録百人一首が様々な用紙やサイズで書かれていて美しいだけでなくかな創作の手本として見ても学ぶところが多いです。百人一首に挑戦してみたい方におすすめしたい一冊です。
昭和15年に限定300部で発行された法帖31.5cm×11cmの小さめの折帖に潤滑と墨色が際立ちます。12折と文字数は少ないですが半紙サイズの草書作品としても見ごたえがあります。解説釈文はありません。もしかしたら別冊であったのかもしれません。
昭和33年 若草書房発行の「仮名の造型」は現代でもかな書道の先生に愛用される簡単な仮名の字典です。美しい漢字の崩し字はかな作品の創作の時に役立ちます。昭和33年版は折帖形式で作られているので調べたい字が次のページにまたがっていても一目で見る事が出来るのですごく便利です。あとの版になると普通の綴じ本になってしまうので折帖は珍しいかもしれません。