All posts filed under: 本の紹介

『趙之謙尺牘悲庵手札』清雅堂 2017/09/08

昨日に引き続き趙之謙の書をご紹介します。 作品以外の趙之謙の文字はどんな文字だったのか気になったので 探してみました。 普段の文字にもやはりどっしりとした横線が見られます。 沢山の手紙がこの中には掲載されていますが、 中には「古本店に行っていろいろと探したが、これといふ獲物もなかったが…」 なんていう一文もあるようです。 いつの時代も良い本はなかな …

『趙撝叔 南唐四百九十六字真蹟』2017/09/07

趙之謙の個性的な隷書で書かれた南唐四百九十六字。 絵画と共に鑑賞する趙之謙の文字はどこか楽しそうに見えますが 文字だけを見ると生真面目な印象を受けるのは私だけでしょうか ◇◆古本の買取り承ります◆◇ 買取りについてのご相談・ご依頼は買い取りフォームまたはメール、 電話にてご連絡いただけますようお願いいたします。 買い取りフォームから本の写真を添付い …

『中國の古印』2017/09/04

どこの国でも古代の印には神秘的な魅力があります。 神田喜一郎の『中國の古印』には銅印の時代から石印の時代へと 歴史を追って過去の印譜集を読み解いていっています。 ◇◆古本の買取り承ります◆◇ 買取りについてのご相談・ご依頼は買い取りフォームまたはメール、 電話にてご連絡いただけますようお願いいたします。 買い取りフォームから本の写真を添付いただくと …

『新制書道 巻三』西川寧編 2017/08/30

昭和24年に西川寧が編んだ書道学習のテキスト 最初に手紙文、俳句などの実用から始まり、次に古典の漢字、かな 最後には釋文もついて書道初心者用としてよくできています 古典の勉強を一人でするには少し心もとない気もしますが 持ち運びにも便利なサイズで電車などで時間のある時に眺めるのもいいかと思います。

『蘇東坡黄州寒食詩巻』 2017/08/28

書道のお手本で法帖ばかり見ていると原本も同じサイズで書かれているような錯覚に陥りますが、実際は大きな文字で石に書かれていたり、小さなメモ書きだったりいろいろですね。 巻子の場合には作品の前後に作品に関する評があるものや、 以前の所有者の落款がびっしりあったりと 法帖では知ることの無い部分にも面白さがあります。 昭和48年に学習研究社から発行された『 …

POPEYE 2017年9月号 [君の街から、本屋が消えたら大変だ! ]

今発売中のPOPEYE(ポパイ) 2017年 9月号 [君の街から、本屋が消えたら大変だ! ]に 当店が紹介されています。 感心するくらい神保町をはじめ日本中の本屋さんを徹底的に取材しています。 毎日、本に触れる喜びを改めて感じさせてもらいました。 マガジンハウス 発売日: 2017/8/9

『愙齋集古錄』書学院出版 2017/08/24

中国古代の青銅器銘から鐘鼎など分類別に拓本を取り呉大澂がまとめた『愙齋集古錄』を 書学院出版が26冊+釈文の27冊で復刻発行したもの。 わかりやすい解説と見やすいサイズ感でお買い得です ◇◆古本の買取り承ります◆◇ 買取りについてのご相談・ご依頼は買い取りフォームまたはメール、 電話にてご連絡いただけますようお願いいたします。 買い取りフォームから …

『生きている井上有一』2017/08/22

1959年代から80年代にかけて活躍した書家、井上有一の 没後1年の展覧会のカタログ 亡くなっているのに『生きている井上有一』と銘打っているところが面白い 1985年の死から32年も経っているのに井上有一の書からは生きる力が立ち上って見える 朴訥な中にある『生』に何度見てもドキッとさせられる ◇◆古本の買取り承ります◆◇ 買取りについてのご相談・ご …

植物画の図録 2017/08/18

ボタニカルアート人気の影響もあってか植物画の図録もたくさん出ています。 日本と西洋の植物画の違いも見ることが出来て作品作りの参考にもなるので おススメです。 『500年の大系 植物画世界の至宝展』 『一木一草に神をみる』 『花よ、鳥よ、魚たちよ・・・自然を描く』