All posts filed under: 本の紹介

畦地梅太郎の版画 

今回入荷した山男はちょっと誰かに似てそうです。 あなたの周りにいませんか? 記事掲載日:2017/05/30 【畦地梅太郎の版画をお持ちで売られたい方は】 ◇◆古本の買取り承ります◆◇ 買取りについてのご相談・ご依頼は買い取りフォームまたはメール、 電話にてご連絡いただけますようお願いいたします。 買い取りフォームから本の写真を添付いただくと簡単で …

『故宮の至宝』NHK出版 2017/05/26

台湾の故宮博物院にはとにかくたくさんのお宝が眠っているわけですが その中でも特別なものだけ集めた本がこちらです。 同じNHK出版から出ている全15巻ものの『故宮博物院』に比べると 高級感があり2冊で全体を見られるところが良いところです。 ジャンルごとに詳しく知りたいというより ざっくりと故宮のすごいものが見たい!という方にお勧めです 『故宮の至宝  …

『本阿弥切』清雅堂 2017/05/25

久しぶりに入荷した清雅堂の「本阿弥切」をご紹介します 昭和25年にコロタイプ精印で発行された37㎝×23㎝の大判サイズです。 白黒ですが文字がはっきりと見やすくて 色付きで見るよりもなぜかいきいきと魅力的に見えます 臨書するのにおすすめです

『中国硯材集成』秋山書店 2017/05/24

夜になって空気が湿度を帯びてきました そんな時になんとなく思い出したのが正岡子規の「五月雨や善き硯石借り得たり」 子規のいう「善き硯」はどんなかな?と想像しながら『中国硯材集成』を覗いてみる 145種類もの硯材の中には紙硯というものまである。 巻末には、硯石文献一覧表と索引、中国硯材分布図もついていて「善き硯」を 調べるのには最適です。 &nbsp …

ジェームス・ケーヒル『江山四季』中国元代の絵画 2017/05/22

アメリカ人中国美術学史研究家のケーヒルの著作 『Hills Beyond a River』の日本語訳本 中国近世絵画シリーズの第一巻として書かれた元代絵画史の解説書。 漢民族ではなくモンゴル人が統治していた 元時代になぜ中国近世絵画が始まったのかという興味深い話から 始まる第一章。一般的な中国絵画解説書に比べて圧倒的に読みやすいので 発行から37年 …

『吉兆』湯木貞一 入江泰吉(写真) 2017/05/18

料亭吉兆の昭和53年に発売された本『吉兆』を改めてみて 日本料理の世界のすばらしさに唸らされた 本編は月毎の庭、料理、軸の写真で構成されているのですが どれが欠けても足りないくらい見事に一つの世界が作られています。 別冊には作り方なんかは載せずに 写真にある食材をなぜ使っているかなど、湯木氏の興味深い解説がされています。 もちろん軸とお庭の説明もあ …

松丸東魚遺愛『中国文人[書・印・硯]』2017/05/16

毎日書道展の特別企画として行われた『松丸東魚の全貌』展より愛用品を集めた別冊図録本編『松丸東魚の全貌-捜秦模漢の生涯』は375頁にわたる松丸東魚の作品集ですが、別冊のこちらは中国の書画、文物を主に掲載されています。鄧石如や董其昌など明清を代表する書家の作品が多く見られます。 篆刻の大家がどんなものに囲まれていたのか知りたかった答えがここにあります …

畦地梅太郎の版画『黒姫山』

今度入荷した畦地梅太郎の版画は長野県の黒姫山を描いたものです。 緑でも白でもない畦地の黒姫山ですが、山のボコボコしたところが黒姫山らしさでしょうか 赤い山と青い空のコントラストが素敵な一枚です 記事掲載日:2017/05/14

『静嘉堂茶道具名品選』2017/05/13

コンビニの店頭にも抹茶味の商品が増えてきて すっかりお茶恋しい季節になりました 日本人のお茶好きの秘密を調べようと 『静嘉堂茶道具名品選』を見てみると お茶を飲むだけでなく、お茶にまつわる道具や部屋に趣向を凝らすことで お茶そのものの価値を高めている事に気付きました。 週末くらいゆっくりお茶の時間を持ちたいものです 『静嘉堂茶道具名品選』静嘉堂文庫 …