図録『没後150年 坂本龍馬』静岡市美術館ほか 2017/07/13
歴史上の人物の名前を付けた展覧会は数多くありますが その中でも最も多く開催されているのが坂本龍馬かもしれません。 その人気は絶えることなく現在も2016年から2017年にかけて没後150年記念として 全国4か所を巡回して(京都国立博物館・長崎歴史文化博物館・東京都江戸東京博物館・静岡市美術館)行われています。 歴史を追いつつ、龍馬個人の書簡など人生 …
歴史上の人物の名前を付けた展覧会は数多くありますが その中でも最も多く開催されているのが坂本龍馬かもしれません。 その人気は絶えることなく現在も2016年から2017年にかけて没後150年記念として 全国4か所を巡回して(京都国立博物館・長崎歴史文化博物館・東京都江戸東京博物館・静岡市美術館)行われています。 歴史を追いつつ、龍馬個人の書簡など人生 …
文字が筆で書かれるよりも前のもので現存するものと言えば 金文、甲骨、摩崖が思い浮かびますが こちらは陶塼瓦に書かれた文字を集めたものです。 研究対象として収集されるようになったのも金文などよりも 遅いという事もあってなかなか類書がありません。 この本では比田井南谷が集めた「生の粘土に残されたヘラなどの筆跡」のみを掲載しています。古代の息吹を感じられ …
大倉集古館で2012年に開催された『国宝古今和歌集序と日本の書』の関連書籍として 出版された『国宝 古今和歌集序(巻子本)』を今日はご紹介します。 実寸よりも少し縮小して掲載されているようですが 紙の上から下までびっしり書かれているにもかかわらず 軽やかで流れるような連綿には目を奪われます。 修復時の話なども書かれていて 時代を超えて大事にされてい …
昭和51年に書家の宇野雪村が編集を行ってまとめられた唐墨の図録です 豪華な帙に入った1冊でページ数は307ページとかなりの重量があります 限定700冊の発行で原色図版20点を含む全194点の唐墨が掲載されています。 時代は宋、明、倣明墨、清と分類されています。 精細な写真からは墨の質感まで伝わってくるようです 『唐墨名品集成』宇野雪村編 講談社 昭 …
もうすっかり夏のような気候ですが、 皇居堀端の水辺を見ると美しく花菖蒲が咲いています。 とはいうものの本当にアヤメではなく花菖蒲なのか自信がありません。 謎解明のため『花菖蒲大図譜』を覗いてみました 私が見たものは花菖蒲で間違いなさそうです。 ちなみに英語では花菖蒲、アヤメ、杜若すべてがJapanese Irisなんですね。 ややこしいです。
世界的な盆栽ブームで国内でも盛り上がりを見せている盆栽ですが、 前回の東京オリンピックの時にも盆栽を世界にアピールしていたことが発覚! 2020年のオリンピックでもぜひ『盆栽水石展』を開催してほしいものです。 他にもいろいろ盆栽の本、入荷しましたので気になる方は是非ご来店下さい
台湾の故宮博物院にはとにかくたくさんのお宝が眠っているわけですが その中でも特別なものだけ集めた本がこちらです。 同じNHK出版から出ている全15巻ものの『故宮博物院』に比べると 高級感があり2冊で全体を見られるところが良いところです。 ジャンルごとに詳しく知りたいというより ざっくりと故宮のすごいものが見たい!という方にお勧めです 『故宮の至宝 …
料亭吉兆の昭和53年に発売された本『吉兆』を改めてみて 日本料理の世界のすばらしさに唸らされた 本編は月毎の庭、料理、軸の写真で構成されているのですが どれが欠けても足りないくらい見事に一つの世界が作られています。 別冊には作り方なんかは載せずに 写真にある食材をなぜ使っているかなど、湯木氏の興味深い解説がされています。 もちろん軸とお庭の説明もあ …
毎日書道展の特別企画として行われた『松丸東魚の全貌』展より愛用品を集めた別冊図録本編『松丸東魚の全貌-捜秦模漢の生涯』は375頁にわたる松丸東魚の作品集ですが、別冊のこちらは中国の書画、文物を主に掲載されています。鄧石如や董其昌など明清を代表する書家の作品が多く見られます。 篆刻の大家がどんなものに囲まれていたのか知りたかった答えがここにあります …
コンビニの店頭にも抹茶味の商品が増えてきて すっかりお茶恋しい季節になりました 日本人のお茶好きの秘密を調べようと 『静嘉堂茶道具名品選』を見てみると お茶を飲むだけでなく、お茶にまつわる道具や部屋に趣向を凝らすことで お茶そのものの価値を高めている事に気付きました。 週末くらいゆっくりお茶の時間を持ちたいものです 『静嘉堂茶道具名品選』静嘉堂文庫 …