『吉兆』湯木貞一 入江泰吉(写真) 2017/05/18
料亭吉兆の昭和53年に発売された本『吉兆』を改めてみて 日本料理の世界のすばらしさに唸らされた 本編は月毎の庭、料理、軸の写真で構成されているのですが どれが欠けても足りないくらい見事に一つの世界が作られています。 別冊には作り方なんかは載せずに 写真にある食材をなぜ使っているかなど、湯木氏の興味深い解説がされています。 もちろん軸とお庭の説明もあ …
料亭吉兆の昭和53年に発売された本『吉兆』を改めてみて 日本料理の世界のすばらしさに唸らされた 本編は月毎の庭、料理、軸の写真で構成されているのですが どれが欠けても足りないくらい見事に一つの世界が作られています。 別冊には作り方なんかは載せずに 写真にある食材をなぜ使っているかなど、湯木氏の興味深い解説がされています。 もちろん軸とお庭の説明もあ …
毎日書道展の特別企画として行われた『松丸東魚の全貌』展より愛用品を集めた別冊図録本編『松丸東魚の全貌-捜秦模漢の生涯』は375頁にわたる松丸東魚の作品集ですが、別冊のこちらは中国の書画、文物を主に掲載されています。鄧石如や董其昌など明清を代表する書家の作品が多く見られます。 篆刻の大家がどんなものに囲まれていたのか知りたかった答えがここにあります …
コンビニの店頭にも抹茶味の商品が増えてきて すっかりお茶恋しい季節になりました 日本人のお茶好きの秘密を調べようと 『静嘉堂茶道具名品選』を見てみると お茶を飲むだけでなく、お茶にまつわる道具や部屋に趣向を凝らすことで お茶そのものの価値を高めている事に気付きました。 週末くらいゆっくりお茶の時間を持ちたいものです 『静嘉堂茶道具名品選』静嘉堂文庫 …
全20巻の中国編10巻、日本編10巻からなる文人画の全集 大型本と普及版の2種類が発行されています 中国編 第1卷王維、第2卷董源・巨然、第3卷黃公望・倪瓚・王蒙・吳鎮、第4卷沈周・文徵明、 第5卷徐渭・董其昌、第6卷八大山人、第7卷惲壽平・王翬、第8卷石濤、第9卷金農、 第10卷吳昌碩・齊白石 日本編 第11巻祇園南海・柳沢淇園、第12巻池大雅、 …
2014年3月に発行された大阪市立東洋陶磁美術館の本です。 作品の撮影が写真家の三好和義によって行われているので 綺麗なものをより綺麗な状態で鑑賞することが出来ます。 『東洋陶磁の美』大阪市立東洋陶磁美術館 2014年3月
現在、東京・国立新美術館で行われているミュシャ展には大型作品「スラヴ叙事詩」が来日していると評判ですね! 以前に行われた『没後 50年 アルフォンス・ミュシャ展』の図録にはパリ時代から祖国チェコへ戻ってからの作品が多数掲載されています。 『スラヴ叙事詩』と比較にしてみても楽しいかもしれません。 『没後 50年 アルフォンス・ミュシャ展』北海道立近代 …
珍しい高麗の水注の展覧会図録 11から12世紀の高麗でしか見られない独特な形状をした水注を30点掲載 『高麗の水注展』大阪市立東洋陶磁美術館 昭和58年
碑学派をはじめ多くの文人書画家が名を残した明清代の書作品を8冊に集めた全集 明清代以前の作品と違い大きな紙に書かれた条幅作品が多いので 現代の漢字作品作りに役に立つこと、間違いなしです。 『明清名家書法大成』 全8巻 1994年 上海書画出版社
画人・齊白石をその人生、藝術など様々な視点から語った本。 始めに中国画の伝統という項目で 中国の漢代から中華民国までの中国絵画史の簡単な説明があり、 その後、齊白石本人について書かれ、最後に作品集がある。 歴史、ひととなり、それから作品を鑑賞することで深い理解が得られるようになっている 『画人・齊白石』杉村勇造 昭和42年 求龍堂 & …
1999年に平凡社から発行された『中国の陶磁』 焼物の種類別に編集されていて、わかりやすい解説もついているので 中国の陶磁にあまり詳しくない人にもお勧めです いま流行りの天目の巻もありますので、本物を見たことが無い方は是非! 『平凡社版 中国の陶磁』全12冊揃い 48,000円