『山口コレクション中国石仏展』2018/04/05
明治から昭和を生きた関西の実業家 山口謙四郎氏が蒐集した 東洋美術の中から大阪市立美術館に寄贈された石仏の展覧会図録です 全体の傾向として単独仏が多く、時代としては六朝、北魏のものが好まれたようです。 また素朴な印象の石仏も多くみられ個人のコレクションらしく楽しい展覧会図録です。
明治から昭和を生きた関西の実業家 山口謙四郎氏が蒐集した 東洋美術の中から大阪市立美術館に寄贈された石仏の展覧会図録です 全体の傾向として単独仏が多く、時代としては六朝、北魏のものが好まれたようです。 また素朴な印象の石仏も多くみられ個人のコレクションらしく楽しい展覧会図録です。
昭和58年に書学院出版部から発行された呉昌碩の『削觚盧印存 第二種』です。 最近のものですのであまり風情はありませんが、 小さな印の細かい線までよく見ることができて学習のお供にぴったりです
台湾台北にある故宮博物院に収蔵されている嗅ぎたばこ用の小さな壺のコレクション図録 素材はガラス、陶器、翡翠や珊瑚などで出来た美しい鼻烟壺の写真が415点も掲載されています 『故宮鼻烟壺』国立故宮博物院 1991年
小林斗盦が構想から30年かけて作った『中国璽印類編』はただの字書ではなく 中国戦国時代の古璽と秦印を総括し鑑賞用としても活用できるただ一つの字書です。 通常の字書のように一文字を取り出すのではなく一つの印として 全体の印影を掲載しているところが特徴です。 通常の篆書の字典よりも作品制作の手助けになるかもしれません。
吉川弘文館から昭和41年に発行された『増訂 中国仏教彫刻史研究』 前半が解説で後半が図版になっています
中国で出版された戦前の清代の政治家で書家の劉石庵の法帖。 本そのものが簡素な作りですが、文字の丸みと相まって味わいがあります。 『劉石庵行楷四種真蹟』中華書局
昭和の書道雑誌『近代書道グラフ』は 書道に関するあらゆることにフォーカスしていて いま読んでも新しい発見がたくさんあります。 巻末にある展覧会の写真には 現代書道界の大御所たちの若かりし日の作品が 掲載されていたり、いろいろ楽しめます。 『近代書道グラフ』近代書道研究所 1956年~
昭和2年に発行された中国画の図録ですが この中に収められている作品の多くは英国のピンヨン氏の 蒐集品とあるのでかなり当時でも珍しい物だったと思われます 人物画 12葉、花鳥画 20葉、山水画 17葉が 37.5㎝×28㎝の和綴じ本に載っています 和紙の風合いも良く鑑賞に適した一冊です 『支那名畫選集』支那畫研究会 昭和2年
南北朝時代の碑拓 のんびりとした文字の空間と少し細めの線がバランスよく、 見ていて楽しい拓本です 『劉宋爨龍顔碑』西東書房 昭和38年
中国の瓦当の拓本の展覧会図録です。 建物をまっすぐ見ると一番先端についている丸い瓦が瓦当ですが どれもデザイン性が高くユニークなものが多いのが特徴です。 この図録には瓦当の歴史、製造法、分布の説明もあり 瓦当初心者にも楽しめます。 『中国古代瓦文字の面白さ』近年出土秦漢瓦当文拓本を中心に 春日井市道風記念館 平成22年