All posts tagged: 中国美術

『宋元明清書法叢刊』全8巻+附別巻 二玄社

二玄社の法帖シリーズの中でも珍しい書が多いのは『宋元明清書法叢刊』ではないでしょうか 文徴明と董其昌が並んだ題跋もあって、書道愛好者にはたまりません 別冊には釋文と作者の解説がついています 【中国書道関係の本をお持ちで売られたい方は】 ◇◆古本の買取り承ります◆◇ 買取りについてのご相談・ご依頼は買い取りフォームまたはメール、 電話にてご連絡いただ …

『東洋美術』全6冊 朝日新聞社刊 2017/07/18

昭和42年に朝日新聞社より発行された『東洋美術』は 日本美術を除く東洋各国(中国・韓国・タイ・インド・ペルシャなど) の日本国内に現存した名品を6冊に集めた全集です。 それぞれタイトルごとに国別、時代順に図版が掲載されています。 巻末の解説はそのジャンルの第一人者によってわかりやすくまとめられているので 鑑賞の際の手引きとしておすすめです。 第1巻 …

『墨場必携 明詩選』林田芳園 2017/07/10

墨場必携と言えば書道の作品を作る際に利用する有名な漢詩や言葉を集めた本ですが より詳しく集中的に漢詩を学びつつ書作をしたい人のために 『唐詩選』『明詩選』『対句選』などが発行されています。 今回おススメするのは書芸界から発行された『墨場必携 明詩選』です。 大きな文字で原文、フリガナ付きの書き下し文、訳文と言語の解説が書かれています。 『墨場必携  …

『顔真卿書蹟集成』ほか東京美術 2017/07/06

書道を始めたての頃、友人の一人に 顔真卿の良さが分かったら書道が少しわかってきたという事だそうだよ、 と言われたのでそれ以来、10年近く顔真卿を気にかけてきました だからと言って知ったかぶりで良さを語るのもおこがましいので こんな立派な本が出ています、とご紹介だけさせていただきます 東京美術発行の顔真卿書蹟集成全8巻と祭姪稿の拓本、顔真卿大字典

『陶塼瓦削文字集録』書学院出版部 2017/07/05

文字が筆で書かれるよりも前のもので現存するものと言えば 金文、甲骨、摩崖が思い浮かびますが こちらは陶塼瓦に書かれた文字を集めたものです。 研究対象として収集されるようになったのも金文などよりも 遅いという事もあってなかなか類書がありません。 この本では比田井南谷が集めた「生の粘土に残されたヘラなどの筆跡」のみを掲載しています。古代の息吹を感じられ …