『國初精拓開通褒斜道石刻』不手非止
古隷の代表ともいえる『開通褒斜道石刻』の拓本 大きな文字と伸びやかな線、たまに見られる波磔が特徴です。 雑誌『不手非止』の附録として作られた大型本
古隷の代表ともいえる『開通褒斜道石刻』の拓本 大きな文字と伸びやかな線、たまに見られる波磔が特徴です。 雑誌『不手非止』の附録として作られた大型本
墓誌銘が好きで、たまにじっくり見ることがある。 臨書したいとかそういう感じではなくなんとなくのんびり眺めるのに ちょうど良い。 丁寧に書かれた楷書の並びが好きなのかもしれない ずっと昔に亡くなった中國の偉い人のために書かれた墓誌銘を 意味も解らない まま梅雨空の下で眺めるのはなんとも言えない
台湾の故宮博物院の花鳥画だけを集めた大型画集。 画集には大きなサイズの本が多いのですが この本は他の本と比べても特別重くて足に落とさないように動かすだけでも いっぱいいっぱいです。 その分、素晴らしい花鳥画がたくさん載っていて存分に楽しめます
中國近代篆刻芸術を網羅した二玄社の『中國篆刻叢刊』全41巻の中でも ひときわ目を引くのが清代の巨匠 呉昌碩の巻ではないでしょうか 一人だけで本編40巻の内、5冊を占めているところからも 作品数の多さと当時からの人気のほどがよく分かります。 篆刻に興味のある方は呉昌碩から入っていくのも 良いかもしれません 『中國篆刻叢刊』は印影も美しく、印面だけでな …
昭和51年に書家の宇野雪村が編集を行ってまとめられた唐墨の図録です 豪華な帙に入った1冊でページ数は307ページとかなりの重量があります 限定700冊の発行で原色図版20点を含む全194点の唐墨が掲載されています。 時代は宋、明、倣明墨、清と分類されています。 精細な写真からは墨の質感まで伝わってくるようです 『唐墨名品集成』宇野雪村編 講談社 昭 …
台湾の故宮博物院にはとにかくたくさんのお宝が眠っているわけですが その中でも特別なものだけ集めた本がこちらです。 同じNHK出版から出ている全15巻ものの『故宮博物院』に比べると 高級感があり2冊で全体を見られるところが良いところです。 ジャンルごとに詳しく知りたいというより ざっくりと故宮のすごいものが見たい!という方にお勧めです 『故宮の至宝 …
夜になって空気が湿度を帯びてきました そんな時になんとなく思い出したのが正岡子規の「五月雨や善き硯石借り得たり」 子規のいう「善き硯」はどんなかな?と想像しながら『中国硯材集成』を覗いてみる 145種類もの硯材の中には紙硯というものまである。 巻末には、硯石文献一覧表と索引、中国硯材分布図もついていて「善き硯」を 調べるのには最適です。   …
お昼は真夏のような日差しでしたが、夕方には涼しい風が吹いて 会社帰りにワゴンを覗いていかれるお客様の姿が増えてきています 今日、店頭のワゴンにたくさんの書道の法帖や読み物を並べました。 わかりやすい初心者向けの本から研究書、見るだけで楽しい綺麗なお手本 まで取り揃えております
アメリカ人中国美術学史研究家のケーヒルの著作 『Hills Beyond a River』の日本語訳本 中国近世絵画シリーズの第一巻として書かれた元代絵画史の解説書。 漢民族ではなくモンゴル人が統治していた 元時代になぜ中国近世絵画が始まったのかという興味深い話から 始まる第一章。一般的な中国絵画解説書に比べて圧倒的に読みやすいので 発行から37年 …
毎日書道展の特別企画として行われた『松丸東魚の全貌』展より愛用品を集めた別冊図録本編『松丸東魚の全貌-捜秦模漢の生涯』は375頁にわたる松丸東魚の作品集ですが、別冊のこちらは中国の書画、文物を主に掲載されています。鄧石如や董其昌など明清を代表する書家の作品が多く見られます。 篆刻の大家がどんなものに囲まれていたのか知りたかった答えがここにあります …