All posts tagged: 中国美術

『平凡社版 中国の陶磁』全12冊 天目・青磁・三彩など 2017/02/09

1999年に平凡社から発行された『中国の陶磁』 焼物の種類別に編集されていて、わかりやすい解説もついているので 中国の陶磁にあまり詳しくない人にもお勧めです いま流行りの天目の巻もありますので、本物を見たことが無い方は是非! 『平凡社版 中国の陶磁』全12冊揃い 48,000円

『昭和蘭亭記念展』図録 王羲之

王羲之の蘭亭の宴が催された永和9年(353年)から1620年後の癸丑、 昭和48年に各種の蘭亭叙や蘭亭にちなんだ文物、現代の作家の作品などを一堂に会した 展覧会が行われました 千年以上の時を超えて今なお書聖として君臨する王羲之最高傑作を 様々な角度から楽しめる図録です。 『昭和癸丑蘭亭展図録』 日本書藝院 『昭和蘭亭記念展』 五島美術館

『化度寺碑』書学院出版部

『九成宮醴泉銘』で有名な唐代の楷書の名人、欧陽詢の『化度寺碑』 書学院出版部から昭和53年に発行された『化度寺碑』は敦煌本と呼ばれる 唐の原石拓本の一つです。 本来はもっと長文ですがこちらは初めの8行のみです。その中に 欧陽詢の筆使いが感じられる逸品です

『潘存臨鄭文公下碑』清雅堂

日本で多くの書家と親交を持った清代の学者楊守敬の師にあたる 潘存の『鄭文公下碑』の原寸大臨書。 約5.8cmの枠の中に一字づつ丁寧に書き込まれている。 原文と照らし合わせると文字の重複や脱漏があるらしいがそのまま使われているところに 素人の私は親しみを感じます。  

『楽毅論三種』清雅堂 2017/1/21

書聖 王羲之の真書第一と言われているのが『楽毅論』です。 小楷で書かれた作品ですが、 奈良時代光明皇后が臨書した物が現存していて 当時から日本でも王羲之の書が手本として使われていたことがわかります。 『楽毅論三種』清雅堂 光明皇后御書 宋拓秘閣帖本 宋拓星鳳楼本

『趙子昴行書千文』清雅堂 2017/01/19

たびたび千字文をご紹介していますが 今日は『趙子昴行書千文』です。 趙子昴は中国、元代の文人ですが、生涯千百篇の千字文を書いたと いわれています。 東晋の王羲之・王献之親子を手本に古典を学んだ 趙子昴の晩年期の傑作ですので、 これから千字文を勉強しようという方にはおすすめです。 和綴じ、原寸大コロタイプで細部まで見やすくなっています 『趙子昴行書千 …

『陳鴻壽行書冊』白紅社 2017/01/18

中国、清代中期の文人で篆刻、書画に優れた陳鴻壽の行書見本帖。 装丁は和綴じで、1ページ約8文字、全部で七首の七絶が収められています 篆刻では個性的でどちらかと言えば装飾的な印を掘る陳鴻壽ですが 行書はさっぱりとしたスタイルで伸びやかな印象があります。 好みの分かれそうな気もしますが、案外好きな人も多いことでしょう 『陳鴻壽行書冊』白紅社 昭和34年 …