『放大 木簡集英』墨美社
書道の本はたくさんありますが、木簡の本というとあまりないので 手元にあるとつい、手に取ってしまいます。 細い木の札に書かれた文字は想像以上に個体差があり ハネやハライなどおしゃれな印象です。
書道の本はたくさんありますが、木簡の本というとあまりないので 手元にあるとつい、手に取ってしまいます。 細い木の札に書かれた文字は想像以上に個体差があり ハネやハライなどおしゃれな印象です。
『九成宮醴泉銘』で有名な唐代の楷書の名人、欧陽詢の『化度寺碑』 書学院出版部から昭和53年に発行された『化度寺碑』は敦煌本と呼ばれる 唐の原石拓本の一つです。 本来はもっと長文ですがこちらは初めの8行のみです。その中に 欧陽詢の筆使いが感じられる逸品です
日本で多くの書家と親交を持った清代の学者楊守敬の師にあたる 潘存の『鄭文公下碑』の原寸大臨書。 約5.8cmの枠の中に一字づつ丁寧に書き込まれている。 原文と照らし合わせると文字の重複や脱漏があるらしいがそのまま使われているところに 素人の私は親しみを感じます。
書聖 王羲之の真書第一と言われているのが『楽毅論』です。 小楷で書かれた作品ですが、 奈良時代光明皇后が臨書した物が現存していて 当時から日本でも王羲之の書が手本として使われていたことがわかります。 『楽毅論三種』清雅堂 光明皇后御書 宋拓秘閣帖本 宋拓星鳳楼本
たびたび千字文をご紹介していますが 今日は『趙子昴行書千文』です。 趙子昴は中国、元代の文人ですが、生涯千百篇の千字文を書いたと いわれています。 東晋の王羲之・王献之親子を手本に古典を学んだ 趙子昴の晩年期の傑作ですので、 これから千字文を勉強しようという方にはおすすめです。 和綴じ、原寸大コロタイプで細部まで見やすくなっています 『趙子昴行書千 …
中国、清代中期の文人で篆刻、書画に優れた陳鴻壽の行書見本帖。 装丁は和綴じで、1ページ約8文字、全部で七首の七絶が収められています 篆刻では個性的でどちらかと言えば装飾的な印を掘る陳鴻壽ですが 行書はさっぱりとしたスタイルで伸びやかな印象があります。 好みの分かれそうな気もしますが、案外好きな人も多いことでしょう 『陳鴻壽行書冊』白紅社 昭和34年 …
台北の故宮博物院に行ったのに見たかったお宝を全然見れなかった! そんな方には、 NHK出版から発行されている『故宮博物院』シリーズをおススメします。 絵画、書、陶器、工芸など各ジャンル時代ごとで15冊に編集されています。 拡大写真も掲載されていて 実物を直接見るのとはまた違った楽しみがあります。 作品ごとの詳しい解説もあり、別巻で年表がついていると …
売切で手に入らない巻も多い「日本古写経集成」を 今回は10冊まとめて入荷致しました。 「日本古写経集成」書藝文化院 日本の古本屋へはこちらから
日本人の収集家による清代から民国までの中國摺扇絵のコレクション 196点を一つの帙にまとめた大型本。 1枚づつプレートになっているので額に入れて楽しむことも可能です 【秘蔵 中国摺扇絵】限定千部 発行:日本佛教普及会 昭和51年
新しい年を迎えて10日が経ち、昨日までの正月気分を早々と懐かしむ そんな1月10日にご紹介するのは『齊白石画集』です。 清代の巨匠 齊白石の絵にはイモや白菜など庶民的なものが多くありますが そこには人間の強さと温かさを感じられます。 寒い季節に鑑賞するとほっこりします