「翠軒いろは帖」鈴木翠軒
昭和10年三誓社出版部発行の鈴木翠軒書、「翠軒いろは帖」折帖形式で見開き大字6文字でいろはが書かれています。発売すぐに第四版まで発行されていることから人気の高さがうかがえます。
昭和10年三誓社出版部発行の鈴木翠軒書、「翠軒いろは帖」折帖形式で見開き大字6文字でいろはが書かれています。発売すぐに第四版まで発行されていることから人気の高さがうかがえます。
平成15年に銀座の和光で開催された高木聖鶴の書展図録百人一首が様々な用紙やサイズで書かれていて美しいだけでなくかな創作の手本として見ても学ぶところが多いです。百人一首に挑戦してみたい方におすすめしたい一冊です。
昭和15年に限定300部で発行された法帖31.5cm×11cmの小さめの折帖に潤滑と墨色が際立ちます。12折と文字数は少ないですが半紙サイズの草書作品としても見ごたえがあります。解説釈文はありません。もしかしたら別冊であったのかもしれません。
昭和33年 若草書房発行の「仮名の造型」は現代でもかな書道の先生に愛用される簡単な仮名の字典です。美しい漢字の崩し字はかな作品の創作の時に役立ちます。昭和33年版は折帖形式で作られているので調べたい字が次のページにまたがっていても一目で見る事が出来るのですごく便利です。あとの版になると普通の綴じ本になってしまうので折帖は珍しいかもしれません。
榎倉香邨先生の図録がまとめて入りました。榎倉香邨書展 昭和54年榎倉香邨書作展 平成9年榎倉香邨の書‐今を見つめて‐ 平成16年榎倉香邨の書‐牧水をかく‐ 平成20年榎倉香邨小品集 平成20年榎倉香邨の書‐牧水のあくがれ‐ 平成24年
現在発行されている書道の拡大版法帖といえば二玄社から出ている「新装版拡大法書選集」と「精選拡大法帖」が一般的ですが、うちは古本屋ということで過去の拡大版法帖をご紹介します。 一つ目は前にも紹介した二玄社の現シリーズの旧版にあたる「拡大法帖選集」。A4半分のサイズをリングノート風に仕立てたもので手本を半紙の真横に置いて練習しやすいように作られています …
明治から昭和にかけて活躍したかな書道で有名な尾上柴舟の臨書集作品集というよりは左ページに古筆の原本、右ページに臨書を掲載して見比べるかたちとなっています。この本には色々な古筆が取り上げられているので、臨書学習の初心者はその中から自分はどれを書いてみたいか、どれなら書けそうかを考えてみるのも良いかもしれません。臨書という時代を超えて続けられてきた文化 …
吉田苞竹による七言絶句のお手本集全部で三句掲載されていて一句につき一體分は半紙6文字サイズのお手本、ほか二體は1ページの三分の二を使って左右に二體分の条幅手本になっています。昭和4年 書道研究会発行
昭和61年に発行された玄美名品選別集。漢から南北朝までの墓誌五十を掲載したもの。宇野雪村によるあとがきを読むと清代初期に発掘された墓誌銘には翻刻・儀刻のものが多く調べようにも原拓がすでに失われている場合などもあり、見極めが難しそうです。
玄美社展10周年記念に行われた六朝墓誌五十種の展覧会図録。右ページは原寸。左ページは縮写。あまたある宇野雪村蒐集の六朝墓誌銘の拓本から期間を西暦500年から550年の50年間に絞り、更に厳選されたものを掲載。細楷の資料として必携の一冊。昭和54年 発行:玄美社 制作:二玄社