『節臨菘翁書前赤壁賦』吉田苞竹『楷書前赤壁賦』近藤雪竹 2018/05/11
臨書の作品として本に残っているものと 創作手本として本になっているもの 書体の違いと文字数の違い 同時に手にしてみると 同じ前赤壁賦を書くにしても書いた人の書きたいものが見えてきて 自分ならどんな風に表現したいか考えてしまいました
臨書の作品として本に残っているものと 創作手本として本になっているもの 書体の違いと文字数の違い 同時に手にしてみると 同じ前赤壁賦を書くにしても書いた人の書きたいものが見えてきて 自分ならどんな風に表現したいか考えてしまいました
現代篆刻刻字代表作家作品集成から「保多孝三作品集」をご紹介します 大正から昭和にかけて活躍した篆刻家 保多孝三の書、篆刻、刻字以外にも スケッチや絵なども掲載されていてその多彩ぶりがうかがわれる1冊です
2013年に行われた『書聖 王羲之』展の図録 様々な蘭亭序をはじめ、王羲之の作品各種掲載され 第3章では王羲之書法の受容と展開というタイトルで 王羲之が中国書道の歴史に残した足跡を追っています 特別展『書聖 王羲之』2013年 東京国立博物館
青山杉雨の石鼓文の臨書帖 これ以外にも青山杉雨は呉昌碩の石鼓文の臨書も残しておりますが 両方とさらに呉昌碩のもの、もともとの石鼓文を見比べてみるのも楽しいかと思います
世に千字文はたくさん存在するものの、 篆書の千字文のお手本はなかなか見つけにくい気がします そこで小林斗盦の『斗盦小篆千字文』をご紹介します 『斗盦小篆千字文』は2000年に二玄社から1帙2帖で発行され 見開き16文字で見やすく綺麗な豪華本です 巻末に作者のあとがきと千字文釈文、難しい文字の書き順表がついています 手軽に利用するには『小林斗盦 篆書 …
昭和58年に書学院出版部から発行された呉昌碩の『削觚盧印存 第二種』です。 最近のものですのであまり風情はありませんが、 小さな印の細かい線までよく見ることができて学習のお供にぴったりです
小林斗盦が構想から30年かけて作った『中国璽印類編』はただの字書ではなく 中国戦国時代の古璽と秦印を総括し鑑賞用としても活用できるただ一つの字書です。 通常の字書のように一文字を取り出すのではなく一つの印として 全体の印影を掲載しているところが特徴です。 通常の篆書の字典よりも作品制作の手助けになるかもしれません。
空海の有名な書からそれほど有名でない書まで 1帖にまとめた法帖と 中村不折による空海論が1帖の2帖セット どちらも読みがいがあって弘法大師についてさらに 知りたくなります 『弘法大師書集』法帖書論集 中村不折 昭和8年 雄山閣
中国で出版された戦前の清代の政治家で書家の劉石庵の法帖。 本そのものが簡素な作りですが、文字の丸みと相まって味わいがあります。 『劉石庵行楷四種真蹟』中華書局
昭和の書道雑誌『近代書道グラフ』は 書道に関するあらゆることにフォーカスしていて いま読んでも新しい発見がたくさんあります。 巻末にある展覧会の写真には 現代書道界の大御所たちの若かりし日の作品が 掲載されていたり、いろいろ楽しめます。 『近代書道グラフ』近代書道研究所 1956年~