『顔真卿書蹟集成』ほか東京美術 2017/07/06
書道を始めたての頃、友人の一人に 顔真卿の良さが分かったら書道が少しわかってきたという事だそうだよ、 と言われたのでそれ以来、10年近く顔真卿を気にかけてきました だからと言って知ったかぶりで良さを語るのもおこがましいので こんな立派な本が出ています、とご紹介だけさせていただきます 東京美術発行の顔真卿書蹟集成全8巻と祭姪稿の拓本、顔真卿大字典
書道を始めたての頃、友人の一人に 顔真卿の良さが分かったら書道が少しわかってきたという事だそうだよ、 と言われたのでそれ以来、10年近く顔真卿を気にかけてきました だからと言って知ったかぶりで良さを語るのもおこがましいので こんな立派な本が出ています、とご紹介だけさせていただきます 東京美術発行の顔真卿書蹟集成全8巻と祭姪稿の拓本、顔真卿大字典
文字が筆で書かれるよりも前のもので現存するものと言えば 金文、甲骨、摩崖が思い浮かびますが こちらは陶塼瓦に書かれた文字を集めたものです。 研究対象として収集されるようになったのも金文などよりも 遅いという事もあってなかなか類書がありません。 この本では比田井南谷が集めた「生の粘土に残されたヘラなどの筆跡」のみを掲載しています。古代の息吹を感じられ …
古隷の代表ともいえる『開通褒斜道石刻』の拓本 大きな文字と伸びやかな線、たまに見られる波磔が特徴です。 雑誌『不手非止』の附録として作られた大型本
大倉集古館で2012年に開催された『国宝古今和歌集序と日本の書』の関連書籍として 出版された『国宝 古今和歌集序(巻子本)』を今日はご紹介します。 実寸よりも少し縮小して掲載されているようですが 紙の上から下までびっしり書かれているにもかかわらず 軽やかで流れるような連綿には目を奪われます。 修復時の話なども書かれていて 時代を超えて大事にされてい …
墓誌銘が好きで、たまにじっくり見ることがある。 臨書したいとかそういう感じではなくなんとなくのんびり眺めるのに ちょうど良い。 丁寧に書かれた楷書の並びが好きなのかもしれない ずっと昔に亡くなった中國の偉い人のために書かれた墓誌銘を 意味も解らない まま梅雨空の下で眺めるのはなんとも言えない
中國近代篆刻芸術を網羅した二玄社の『中國篆刻叢刊』全41巻の中でも ひときわ目を引くのが清代の巨匠 呉昌碩の巻ではないでしょうか 一人だけで本編40巻の内、5冊を占めているところからも 作品数の多さと当時からの人気のほどがよく分かります。 篆刻に興味のある方は呉昌碩から入っていくのも 良いかもしれません 『中國篆刻叢刊』は印影も美しく、印面だけでな …
昭和51年に書家の宇野雪村が編集を行ってまとめられた唐墨の図録です 豪華な帙に入った1冊でページ数は307ページとかなりの重量があります 限定700冊の発行で原色図版20点を含む全194点の唐墨が掲載されています。 時代は宋、明、倣明墨、清と分類されています。 精細な写真からは墨の質感まで伝わってくるようです 『唐墨名品集成』宇野雪村編 講談社 昭 …
物事の基本を意味するいろはですが、書道でもいろはは大事。 という事で、明治の三筆のひとり、中林梧竹の『いろは』です。 四行のバランスが絶妙です
台湾の故宮博物院にはとにかくたくさんのお宝が眠っているわけですが その中でも特別なものだけ集めた本がこちらです。 同じNHK出版から出ている全15巻ものの『故宮博物院』に比べると 高級感があり2冊で全体を見られるところが良いところです。 ジャンルごとに詳しく知りたいというより ざっくりと故宮のすごいものが見たい!という方にお勧めです 『故宮の至宝 …
久しぶりに入荷した清雅堂の「本阿弥切」をご紹介します 昭和25年にコロタイプ精印で発行された37㎝×23㎝の大判サイズです。 白黒ですが文字がはっきりと見やすくて 色付きで見るよりもなぜかいきいきと魅力的に見えます 臨書するのにおすすめです