『呉昌碩書法字典』二玄社 2017/03/23
清代の文人、呉昌碩の文字からできた字書 独特な右上がりの横線と抉るような鋭い払いがいい感じです 『呉昌碩書法字典』二玄社
清代の文人、呉昌碩の文字からできた字書 独特な右上がりの横線と抉るような鋭い払いがいい感じです 『呉昌碩書法字典』二玄社
文人に必要な四つの宝、墨、筆、硯、紙についてそれぞれ書かれた4冊セットの本 細かい技法についてや説明よりも榊莫山のエッセイのような感じで読みやすい
解説いわく青山杉雨先生が生前唯一残された完全な形の千字文だそうです。 一行6文字で鑑賞にも練習にも使いやすい帖仕立ての本、2冊です。 もとの紙のサイズは天地寸法60cmだったとか。 そのサイズのものも見てみたいものです (ちなみにこの本は天地29.6cmです)
楷書の名人、松本芳翠の昭和9年の作品当時の書道学習帖に書かれた秋聲賦は学生が練習しやすいように丁寧に書かれた印象です。後半に「初学の方々の為めに」という結構四十法を含めた解説や松本芳翠自身の使っている筆についても書かれています 『楷書秋聲賦』松本芳翠 雄山閣 昭和9年 こちらの本は古書総合サイト「日本の古本屋」で販売中です
明治36年に刊行された浜村蔵六(五世)の印譜集 実押本ならではの繊細な線と鮮やかな印泥の色を楽しむことが出来る 二度の清へ渡り当時の篆刻の名人と親交を深めていたそうですが、 優しい線と上品でありながらどこか面白味のある文字に 日本らしさを感じます。
数ある千字文の中から 傳『王羲之書鍾繇千字文』をご紹介 一般的な「天地玄黄宇宙洪荒」から始まる千字文ではなく「二儀日月雲露厳霜」から始まるのが大きな特徴です。 『王羲之書鍾繇千字文』中外出版社 1977年
唐の能書家 孫過庭の書譜といえば台北の故宮博物院にある直筆が有名ですが、 刻本も数多く残されています こちらはその中から清代に安規によって作られた安麓村本です。 直筆とそれを模倣した刻本、どちらが好きか見比べてみてはいかがでしょうか
昨年末に東京国立博物館で生誕百年記念の展覧会の行われた篆刻家 小林斗盦の作品集 保田幸三・松丸東魚などと一緒に「現代篆刻刻字代表作家作品集成」として作られたうちの1冊。 巻頭には斗盦蒐集の中国書作品や篆刻作品が掲載されている
碑学派をはじめ多くの文人書画家が名を残した明清代の書作品を8冊に集めた全集 明清代以前の作品と違い大きな紙に書かれた条幅作品が多いので 現代の漢字作品作りに役に立つこと、間違いなしです。 『明清名家書法大成』 全8巻 1994年 上海書画出版社
『龍『龍門石刻圖録』は 1935年に原題『伊闕石刻圖表』として 河南博物館から発行されたものの日本製の復刻版です。 石窟全体の写真と文字の拓本がたくさん掲載されています 『龍門石刻圖録』吸古書院 1978年 関百益編