明治古典会主催の年に一度だけ一般のお客様も参加できる古書入札会が来週末の7月5日(金)から開催されます。
それに先立って本日より目録掲載品をネット上で見ていただけるようになりました。
なんといっても今年の目玉は『魯迅 増田渉書幅』です。
興味をお持ちの方は是非下記サイトよりご覧ください。
ほかの商品もサイト上部にある出品目録からご覧いただけます。
出品目録 | 七夕古書大入札会2023 (meijikotenkai.com)
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雑誌「墨」書体シリーズ
「翠軒いろは帖」鈴木翠軒
美しい百人一首 高木聖鶴
剪燭帖 鈴木翠軒
仮名の造型 若草書房
榎倉香邨書作展図録
拡大版法帖について
現在発行されている書道の拡大版法帖といえば二玄社から出ている「新装版拡大法書選集」と「精選拡大法帖」が一般的ですが、うちは古本屋ということで過去の拡大版法帖をご紹介します。
一つ目は前にも紹介した二玄社の現シリーズの旧版にあたる「拡大法帖選集」。A4半分のサイズをリングノート風に仕立てたもので手本を半紙の真横に置いて練習しやすいように作られています。シリーズ全50冊で中国の有名な法帖をほぼ網羅しています。ちなみに現行の「精選拡大法帖」は全20冊、「新装版拡大法書選集」は全8冊なのでもし新刊でお探しの法帖の拡大版が見つからなかった場合は是非こちらのシリーズで探してみてください。
もう一つは昭和10年、中央書道協会発行の「展大古法帖」シリーズ全18巻です。こちらは和綴じの見開き左右に6文字づつ配置され、半紙サイズよりも一回り小さめです。
二玄社のものが元版について詳細を言及していないのに対してこちらの王羲之の集字聖教序の場合は『天下第一聖教序』を元に拡大版にしたと書かれています。それぞれにこだわりが見られて面白いので写真で見比べてください。







友鏡 尾上柴舟
明治から昭和にかけて活躍したかな書道で有名な尾上柴舟の臨書集
作品集というよりは左ページに古筆の原本、右ページに臨書を掲載して見比べるかたちとなっています。
この本には色々な古筆が取り上げられているので、臨書学習の初心者はその中から自分はどれを書いてみたいか、どれなら書けそうかを考えてみるのも良いかもしれません。
臨書という時代を超えて続けられてきた文化に触れることで古典がより身近なものに思える気がします。





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