Latest Posts

『文房清玩』中田勇次郎 2017/02/15

書の愛好者はやはり文房四寶。
つまり筆、墨、硯、紙ですが、いざ欲しいと思っても良いものが分からないので
薦められるままに求めてしまいます。

そこで少し文房について勉強しようと覗いてみたのがこちら
中田勇次郎訳の『文房清玩』
様々な中国の書籍にある文房関係の情報が分かりやすく解説付きで記されています。

ちなみに第1巻巻頭は、宋時代の林洪が書いた『山家清事』ですが
「鶴の見立てかた」から始まり、次々と山中に仙人として暮らしていくための
心得や方法、道具の説明などが続きます。
文人生活も大変そうです

『文房清玩』中田勇次郎編 二玄社

『画人・齊白石』求龍堂 2017/02/13

画人・齊白石をその人生、藝術など様々な視点から語った本。

始めに中国画の伝統という項目で
中国の漢代から中華民国までの中国絵画史の簡単な説明があり、
その後、齊白石本人について書かれ、最後に作品集がある。

歴史、ひととなり、それから作品を鑑賞することで深い理解が得られるようになっている

『画人・齊白石』杉村勇造 昭和42年 求龍堂

 

 

『中国古陶磁 東京国立博物館・横河コレクション』2017/02/10

昨日の『平凡社版 中国の陶磁』よりもっと簡単に中国陶磁の知識を得たい!
そんな方にお勧めなのが東京国立博物館監修の
『中国古陶磁 東京国立博物館・横河コレクション』です

横河グループ創始者の横河民輔氏のコレクションから
各時代ごとに選りすぐられた中国陶磁を時代順にまとめられています

中国陶磁に興味があるもののなんとなく敷居が高いと思っている方に
読んでいただきたい1冊です

『平凡社版 中国の陶磁』全12冊 天目・青磁・三彩など 2017/02/09

1999年に平凡社から発行された『中国の陶磁』
焼物の種類別に編集されていて、わかりやすい解説もついているので
中国の陶磁にあまり詳しくない人にもお勧めです
いま流行りの天目の巻もありますので、本物を見たことが無い方は是非!

『平凡社版 中国の陶磁』全12冊揃い 48,000円

『昭和蘭亭記念展』図録 王羲之

王羲之の蘭亭の宴が催された永和9年(353年)から1620年後の癸丑、
昭和48年に各種の蘭亭叙や蘭亭にちなんだ文物、現代の作家の作品などを一堂に会した
展覧会が行われました

千年以上の時を超えて今なお書聖として君臨する王羲之最高傑作を
様々な角度から楽しめる図録です。

『昭和癸丑蘭亭展図録』 日本書藝院
『昭和蘭亭記念展』 五島美術館