『貫名菘翁臨館本十七帖』晩翠軒 2018/02/12
大正13年に発行された貫名菘翁の臨十七帖 王羲之の十七帖の臨書なのですが、本家よりも少しサイズが大きめで 全体的に文字のサイズと行間が揃った印象です 草書の基礎を勉強したい人には見やすく良いお手本です
大正13年に発行された貫名菘翁の臨十七帖 王羲之の十七帖の臨書なのですが、本家よりも少しサイズが大きめで 全体的に文字のサイズと行間が揃った印象です 草書の基礎を勉強したい人には見やすく良いお手本です
まだ先週の残りの雪が路肩にちらほら見えていてとても寒い一日でした。 そんな時には一足先に春を感じたいものです そこでご紹介するのが芳野満彦の「春近し」 とはいえ絵の中もまだまだ寒そうです
松本芳翠の門下では必ず使われていたという『楷書基本帖』 楷書の名人の書いた楷書のテキストだけに見るだけでもうっとりするくらい 美しいです。 これから楷書の勉強をする方にぜひおススメ致します 『伊呂波帖』は、かな初心者向けです 2018/01/25 【松本芳翠の書道本ほか、書道関係の古本をお持ちで売りたい方は】 ◇◆古本の買取り承ります◆◇ 買 …
日本の古写経を知りたかったらこの本がおススメです! まず総説を通して時代ごとの写経の流行や時代背景などを解説し その後、それぞれの時代の名品の図版を用いつつ内容説明が書かれています。 最後にはわかりやすい年表もついていて便利です。
20世紀の篆刻家 松丸東魚が自身で蒐集した日本・中国の印譜の解題集 国別時代別にそれぞれの名称・形状・内容書かれている 巻末には書名索引と人名索引がありお手持ちの印譜と図版を比較することも 出来て楽しめます
日本の文字の起源は中国にありますが なぜか日本に入って来たころから日本風というか 中国の文字に比べて少し丸めで可愛らしい感じがするのは気のせいでしょうか 『倭人と文字の出会い』大阪府立近つ飛鳥博物館
書道博物館の初代館長 中村不折の書いた六朝の書法の手引書 不折はこの中でまず38種類の碑文の臨書を行っています その後に本論として書道の歴史から六朝書道(碑文)がいかに書道学習のために 良いかを語って、最後に書体論、筆法論と続いていきます 書道を愛した中村不折の書道に対する考え方が分かり 法帖に物足りなさを感じたらこの本を読んでみるといいかもしれま …
2004年に京都国立博物館で行われた古写経の展覧会図録です 明治から昭和にかけて写経と銅鏡を蒐集した弁護士・守屋孝蔵から寄贈された古写経の中から名品を選りすぐって開催されただけあり、過去に行われた古写経関係の展覧会図録の中でも 特に貴重な資料となっています。 『古写経-聖なる文字の世界』京都国立博物館 2004年発行 【写経関係の古本をお持ちで売ら …
篆刻家初の文化勲章受章者 小林斗盦の作品図録 3冊をご紹介します 去年東京国立博物館で『小林斗盦 篆刻の軌跡』という展覧会が行われたことは記憶に新しい 図録のあとがきに斗盦の若い時からの信条が書かれている 「私は古典を尊重摹倣し、近世の名人の作品を分析咀嚼して、完璧を期すことを 念頭する。」
神奈川電気創始者の松田福一郎氏が明治・大正・昭和にかけて 蒐集した仏教美術の数々をそれぞれジャンルに合わせて展示した 展覧会の図録。 木像・仏舎利・写経と多岐にわたる仏教関連の美術品が 解説付きで分かりやすく掲載されています